日本の最高の染織品とされる能装束は、通常、舞台上か博物館で観賞する機会しかありませんが、ワークショップではさまざまな染織技法を実際に試し、装束の作りや種類を理解し、装束の着付けを能楽堂において実体験できる貴重な機会です。
ワークショップの前半はモニカ・ベーテの指導により京都において、織、刺繍、箔、修復の工房をたずね、能装束の基本的な製作の技法について講義と実習から学びます。また能装束の種類や歴史的な発展についても考察します。ワークショップの後半は福山市の大島能楽堂(喜多流)で行い、申し合わせでの楽屋における着付けや能の公演を鑑賞し、最後は大島家の能楽師(玄人)より装束の着付けを習い、実際に着付けの練習をします。
すでに能の知識や経験がある人、染織に関心のある人、舞台藝能に携わる人、新作の為に装束を制作したい人など、いろいろな専門分野の方のためのワークショップですが、能楽や染織に関して初心者の方も受講が可能です。
講師紹介:モニカ・ベーテ 中世日本研究所所長。能楽、染織研究の第一人者。能楽及び染織に関する論文など著書多数。
主催者 Theatre Nohgaku, 大島能楽堂
場 所
京都:中世日本研究所(京都市上京区寺町通今出川上る鶴山町)
福山:大島能楽堂(広島県福山市光南町)
日 程
2014年6月11日〜17日
京都:研修11~13日
福山:申し合わせや能公演14~15日、着付け練習16~17日
参加費
10万円 (講義、公演、見学、材料、資料代を含む) 旅費・滞在費は各自負担。
* 申込及び参加費払込締切 4月30日
* 京都のみの参加も可(6月11日〜13日、参加費3万8千円)
(申込、振込先など詳細はいづれかの問合せ先へご連絡ください)
言 語 英語/日本語
問合せ:Theatre Nohgaku
中世日本研究所: Tel/Fax. 075-212-1206
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